住吉区にすごい建物がありました。
世界的に有名な建築家・坂倉準三さんの設計の建物、住吉区庭井にある大阪府立阪南高等学校です。
阪南高校の建物の特徴とか見てたら、めっちゃ興味深いと思ったし、校長先生が、いい意味でめっちゃ奇抜で( *´艸`)
これはぜひ紹介したい!と思ったんで、阪南高校に行ってきました!さらに、学食まで食べてきました~
想像以上にスゴかったし、いろいろおもしろかったです。
まずは、校舎について。
阪南高校の8このスゴいところ
阪南高校の校舎の、すごいって言われてるところを、教頭の伊藤先生に案内してもらいました!
すみつーが「へぇ〜!」と思ったところも交えながら、ご紹介します。
「2つの教室+1つの階段室」
ふつうの高校といっちゃん違うって思ったところが、「2つの教室に1つの階段室」の構成です。
「教室2つ+階段」で1つのブロックが横に並んでるんです。
一般的な学校は、廊下に出たらずらーっと教室並んでますよね。阪南高校は、廊下に出たら2つの教室しかないんです。
こんな感じ↓

階段上がったら、左右に教室が2つ。

右にいっこ。

左側にもいっこ。
反対側から見たらこんな感じ↑
別のブロックにあるクラスへ行くときは、つながっている別の階へ移動して、また階段を上がるような感じになります。
阪南高校の卒業生に、「教室が並んでなくって、変わってるやんね」って話したんですが、「高校入学した時からやし、それが普通なんやって感じやった」「特に何もおもわへんかった」ってゆうてました。
で、窓側にはこんな風につながったテラスみたいなんがあります。

阪南高校の教頭先生もすごかった
阪南高校の「へぇ〜!」を案内して下さった教頭の伊藤先生も、実は「へぇ〜!」なスゴい人でした( ´艸`)
めっちゃ詳しかったんで「なんでそないに詳しいん?」思たら、実は教頭先生は「世界遺産検定1級」を取得してはるんやそう。
世界遺産検定は、世界遺産について幅広く学んで、建築だけやなく歴史や文化、世界遺産ができた背景なんかも知識として身につける検定みたいで、マイスター、1級、2級、3級、4級…ってあるようです!
1級って結構すごそうです(≧▽≦)
ありがたいことに、こんな風に資料までご用意して下さってました。
坂倉準三さんの師匠はル・コルビュジエ

教頭先生が教えてくれはったんですが、坂倉準三氏は、世界遺産に登録された建築作品を手がけた「ル・コルビュジエ」っていうフランスの建築家の弟子なんやそう。
代表的な建物のひとつが「国立西洋美術館」。
ル・コルビュジエが基本設計を行い、坂倉準三氏を含む3人(日本人)の弟子が、日本での実施設計を担当したんやとか。
そんなル・コルビュジエが提唱したのが、「近代建築の五原則」。
(1)ピロティ
(2)屋上庭園
(3)自由な平面設計
(4)水平連続窓
(5)自由なファサード
教頭先生によると、阪南高校の校舎にも、ル・コルビュジエから坂倉準三氏へ受け継がれた技術や考え方が取り入れられてることになるかも、とのこと。
世界遺産は「人類共通の宝」として登録されてるもんです。めっちゃすごいもんが阪南高校に息づいてる思ったら、さらにすごいなって思いました。
世界的に有名な建築家・坂倉準三さんの建物で、住吉区にあるもう1軒はもう解体されてしもた長居の「シオノギ製薬」です。
打ちっぱなしの壁
で、他にもいろいろ案内してくれはりました。
今ではコンクリート打ちっぱなしの建物って、珍しくないですが、阪南高校が建てられたんは1960年代です。
当時は、コンクリートをそのまま見せる「打ちっぱなし」のデザインって、かなり斬新で、注目されていった時代やったみたいです。



はじめは打ちっぱなしやったけど、後で塗られたって思われるような場所も、よーさんありました。
なんかもったいないなーって思ってまいますね。
斬新で奇抜なカラーやった?
教頭先生が「ちょっと離れてこれ見てみてください。どっちが下の壁の色や思います?」って聞くんですが…
階段あがったところの壁にピンクってゆうかローズ色が見えてます。
阪南高校は何度か改修工事をしてるんですが、教頭先生によると、そのローズ色が元の色なんちゃうかとのこと。
これ、上の白いのがめくれて、
むき出しのコンクリートにローズ色の壁…
もしこれが建てられた当時からの色やったとしたら、なかなか斬新で奇抜なカラーやったんちゃうん?
もはや学校やありません。
学校っぽくないデザイン
校舎全体のデザインもすごいんです。
で、棟をまたぐこの上の部分。平面でまっすぐなんが普通なんちゃう?って感じですが、阪南高校はこんなデザインになってます。
こんなデザインなんかも、「ル・コルビュジエ」考え方が影響しているんかも…っていう感じでおっしゃってました。
その内側の渡り廊下の天井や柱も、全然学校っぽくないんです。しかも、日本っぽくない気もしません?
柱の形もまっすぐとちゃう。
↑ で、左側、この窓面の下の白いとこ。
ここもガラス張りやったんちゃうかって教頭先生が推測されてました。
ほんで、教頭先生は、「阪南高校は、一般的な学校より天井が高いと思う」っておっしゃってました。
それは、ル・コルビュジエが考えた「平均的な西洋人の身長183㎝の人が片手をあげた指先までの高さ226㎝を基準にする「モデュロール」っていうルールなんやそう。
おそらくそのルールが、天井の高さに影響してるんちゃうか?ってことでした。
天井も高くって、全面ガラス張りやったとしたら、めちゃくちゃ開放的やったんやろなぁって思います。
吹き抜けのピロティ
ピロティは、1階部分を柱で支えて、吹き抜けのような空間にする建築のこと。
今では学校や公共施設でもよー見かけますが、阪南高校が建てられた当時は、かなり斬新なデザインやったみたい。
こないして見たら…柱や梁がずーっと続いてて、これだけでもなんかカッコいい感じ。
奥に階段が見えますが
角度がつけてありました。
普通こんなんします?
ほんま細部まで練り込まれた設計なんちゃうんってちょっと感動もん。
校舎にスロープがあるんです
阪南高校の校舎のスロープも、坂倉準三氏の設計の特徴みたい。
直接2階の来客用玄関に行けるんです。
上から見たらこんな感じ。
横から
全然説明できへんのですが、ここから見る校舎とスロープとかの配置ってか角度が、なんか絶妙って感じました。
写真だけではわからんのですが、たぶん、実際に目で見てもろたら感じるんちゃうかって思います。
校内にはこんな場所も
学園の森。
昔はもっと木が多かったとのことですが、木漏れ日がいい感じ。
茶道部の前にあるお庭
どっかの旅館にきたみたい。
大和川の方には、グラウンドもあって、その向こうにはテニスコートもあるんやそうです。
何より、あちこちにある芝生、そこで寝ころんだら気持ちいいやろうな~って思いました。
校長先生もなんかスゴかった
ほんなら、次のページは、校長先生についてです~↓












って、教頭先生がおっしゃってました(≧▽≦)